日常生活での些細なトラブルや探偵業務など、実に幅広い業務をこなす便利屋。現代では、便利屋という職業の認識が広まっており、利用したことがある方も多いと思います。しかし、便利屋がいつから存在しているのかご存知の方は少ないのではないでしょうか。今回は、便利屋のはじまりについてご紹介します。便利屋の歴史というのはとても古く、はじまりは江戸時代の「御用聞き」という職業です。御用聞きはどんなことでも引き受ける職業として活躍しており、まさに現代の便利屋と同じですね。そして、明治、大正時代に入ってからは主に伝言・物品を届ける業務を行い、人々に重宝されてきました。大正時代にはすでに便利屋と呼ばれ、徐々に今のような幅広い業務をこなす便利屋と変化したのです。また、現代社会において、便利屋の需要が高まっているのは、核家族化や人口の高齢化などの影響で、自分では生活のトラブル、ちょっとした困り事を解決するのが難しいという人々が増えたからと言えます。時代の変化とともに、人々のライフスタイルや便利屋へと求めるものも変わり、それに応えるように便利屋は成長しているのです。便利屋は今後も、困っている人にとって心強い味方になってくれることでしょう。